石黒です。
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ドライアイに悩んでいる方への簡単な対策をご紹介します。ドライアイは、目が炎症を起こす一般的な病気で、日本人の40歳以上の約20%が悩んでいると言われています。特にパソコンなどを見る仕事をしている人の多くが、目の乾燥を経験しているでしょう。
ドライアイの原因はさまざまですが、病気や環境、アレルギーなどが関係しています。症状としては、目のチクチク感や熱感、涙目、光に対する過敏症、充血などがあります。涙は目の表面を覆う膜のような役割をしており、この「涙液膜」が減ることでドライアイが起こります。
特に更年期にある方や、女性にドライアイが多いのは、涙液膜の分泌に影響が出やすいからです。治療としては、人工涙液やビタミンAの摂取が一般的です。
さて、オークランド大学の研究によると、自然療法がドライアイに有効かもしれません。特に、「ひまし油」を目に入れることで改善が見られるという研究があります。ひまし油は、トウゴマの種から採れる植物油で、インドなどで多く生産されています。
この研究では、ひまし油にマヌカハニーやカヌカオイルを混ぜたものを、目の乾燥に悩む人たちに使用してもらいました。結果、ドライアイの症状が劇的に改善し、まつげの周りのかさぶたが減少したり、まぶたの腫れが引いたりする効果が見られました。
ただし、ドライアイの症状ある人の中にシェーグレン症候群などの自己免疫疾患が隠れている可能性があるため、そういった方は根本的な治療が必要です。シェーグレン症候群でひどいドライアイの方は、ずっと放っておくと知力の障害や、神経障害を起こすことがあるのでそういった方は、一度眼科で診てもらうことをお勧めします。
ドライアイでお困りの方は、ひまし油を試してみるのも一つの方法です。ただし、使ってみると一時的に視界がぼやけることがあるので、外出前ではなく家で試して、どのような感じになるか確認してみてください。
ドライアイの治療には様々な方法がありますが、ひまし油は比較的安価で手軽に試せる方法の一つです。ぜひ参考にしてみてください。
※この記事は、下記の動画を要約したものです。
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