石黒です。
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今日は糖尿病の治療というか対策についてお話します。
糖尿病とその予備軍が国内で増えていて、血糖コントロールがうまくいかない人が2000万人以上もいます。
実際、40代以上では4人に1人が血糖値の問題を抱えていると考えられています。血糖値がうまく管理できないと、糖尿病だけでなく、高血圧や脂肪肝、認知症、がんなどさまざまな健康問題を引き起こすリスクが高まります。
血糖値を改善するには?
生活習慣が原因で血糖値のコントロールが悪くなることが多く、食事の改善や運動不足の解消、十分な睡眠を取ることで、状況を改善することが可能です。つまり、生活習慣を見直すことで、糖尿病を予防したり、症状を改善したりすることができます。
さらに、血糖値の管理にプラスアルファでできることとして、赤色光療法(Red Light Therapy)が注目されています。これは、特定の光を使った治療法で、血糖値のコントロールにも効果があるかもしれないという研究があります。
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赤色光療法が血糖値のコントロールに効果的?
赤色光療法は、600から700nm波長の赤い光を使い、皮膚の深部にまで届ける治療法です。赤い光は、皮膚の修復や再生、炎症の軽減、痛みの改善、血流の改善など、様々な健康効果が期待されています。特に注目されるのは、この光がミトコンドリアに影響を与え、エネルギーの源であるATPの産生を増加させることです。これにより、糖の代謝が活性化され、血糖値のコントロールに役立つ可能性があるとされています。この研究結果は、「Journal of Biophotonics」という専門誌に報告されており、赤色光が血糖値管理に有効かもしれないと示唆しています。
【赤色光療法の研究結果】
この研究では、まず糖尿病のない人を対象に赤色光療法の効果を調査しました。研究者たちは、この治療法が糖尿病患者にも有益だろうと期待しています。赤色光療法は、赤い光または近赤外線を体の特定部位に照射し、治療を行います。この光は皮膚を透過し、ミトコンドリアに直接作用してエネルギー産生を支援します。この治療法は元々、蜂を使った実験で血糖値を下げる効果が確認されました。
健康な30人の参加者を使った実験では、15人ずつ2グループに分け、両グループに砂糖水を飲ませました。一方のグループは砂糖水を飲む45分前に15分間の赤色光療法を受けました。結果として、赤色光を受けたグループは受けていないグループに比べて、血糖値のピークが低く、2時間後の血糖値の全体的な上昇も少なかったことが分かりました。これは、赤色光がミトコンドリアの機能を向上させ、細胞レベルで体に良い変化をもたらすことを示唆しています。
この研究では、ただ15分間赤い光を浴びることで血糖値を下げる効果を検証しました。
赤い光は皮膚の治療や、シミ、シワ、妊娠線の減少、さらにはにきびの改善にも役立つことが知られています。
現代人はブルーライトにも注意が必要!
現代人はブルーライトを多く浴びがちですが、この青い光は体の自然なリズムを乱し、不健康な状態や睡眠障害を引き起こすことがあります。一方で、赤い光は体内のミトコンドリアに働きかけ、エネルギー産生を促進し、血糖値の管理に役立つ可能性があります。太陽光のように、赤と青の両方の光を含む自然光を浴びることが理想的です。
赤色光療法は自宅でも可能で、いろいろな器具がでています。
もし血糖値が気になる人は試してみる価値があるかもしれません。
僕も一つ購入して試してみようかと思っているものがあるので、効果があればシェアしますね。
※この記事は、下記の動画を要約したものです。
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