石黒です。
今日は、ビタミンDとビタミンAについてお話ししたいと思います。
これらは両方とも脂溶性ビタミンで、特にビタミンDは、がんや感染症の予防、そして重症化を防ぐ上で非常に重要な役割を果たしています。特にコロナウイルス感染症の際には、ビタミンDの免疫調整能力が非常に重要でした。
ビタミンDは、免疫システムを適度に抑制して、過剰反応による肺の組織損傷や呼吸機能不全を防ぐ役割を持っています。免疫反応が弱すぎても強すぎても良くないため、適度な免疫反応を維持することが重要です。
ビタミンDは自然免疫や細胞性免疫の制御にも関与しており、ビタミンDが結合するタンパク質と共に、免疫細胞の一つであるマクロファージを活性化させる効果があります。このマクロファージは、体内に侵入した異物を処理する役割を持っています。
また、ビタミンDの濃度が高いと、マクロファージを活性化させるタンパク質も増え、免疫反応が強化されることが分かっています。これは、感染症やがん予防において非常に重要なことです。
一方で、ビタミンAとビタミンDは相互に影響を与え合うことがあります。ビタミンAが過剰になると、ビタミンDの効果が十分に発揮されない可能性があります。実際、ビタミンDとビタミンAのバランスを保つことは、健康を維持する上で非常に重要です。
ビタミンAは、特に妊娠中の女性にとって過剰摂取は避けるべきですが、免疫系にとっても重要な役割を果たしています。ビタミンAとビタミンDは、がんや感染症と戦う免疫系のサポートに役立ちますが、どちらも適切なバランスで摂取することが重要です。
ビタミンAは、レバーやウナギ、アナゴなどの食品や、人参やほうれん草などのβカロテンを含む野菜から摂取することが推奨されています。βカロテンは体内でビタミンAに変換されます。
ビタミンDは、日光に当たることで体内で生成されますが、冬場など日光に当たる機会が少ない時はサプリメントの利用も検討する価値があります。ただし、ビタミンDをサプリメントで摂取する際には、ビタミンAの摂取も考慮に入れ、バランス良く摂取することが重要です。
結局、ビタミンDとビタミンAはどちらも大切ですが、過剰にならないように注意しながら、バランスを考えて摂取することが大切です。ビタミンDはサプリメントで補い、ビタミンAは食品から摂取するなど、賢い選択が求められます。
基本的にはビタミンDは肉や魚に含まれてはいますが食事から取るのは結構難しいです。
だから、僕の主張としてはねなるべくサプリメントを少なくしたいのでAもDもサプリっていうよりは、Dをサプリにして、Aはなるべく日常的に、緑黄色野菜をメインのプラントベースの食生活にして、DもAも増やすようにしてほしいと思います。
※この記事は、下記の動画を要約したものです。
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