【コロナ後遺症】免疫系の大きな異常で○○がカラダに悪影響を与える

石黒です。

今日はコロナの後遺症についてのお話です。

コロナウイルス感染症の発生から4年が経過し、一部の感染者では発症後3ヶ月を過ぎても様々な症状が続くロングCOVIDに苦しむ人が少なくありません。特に2020年から2021年の頃なの初期にかけて感染した人々の中に、症状が長引いている事例が多く見られます。

最近、「サイエンス」誌に掲載された新しい研究では、ロングCOVID患者の血液中に異常が見つかりました。この研究によると、血液凝固系と免疫系の異常が特に指摘されています。ロングCOVIDは、筋量の低下、疲労感の持続、ブレインフォグなど、不特定多彩な症状が特徴です。

この研究では、ロングCOVID患者と健康な人の血液データを比較しました。その結果、補体系に関連するタンパク質の異常が特に認められ、これは自然免疫の一部である補体が病原体や損傷した組織を排除するために重要な役割を果たしていることを示唆しています。さらに、血液が固まりやすい状態を示す凝固系の異常も見られ、これが血栓の形成や炎症、赤血球の破壊、血管のトラブルにつながる可能性があります。

しかし、これらの発見にもかかわらず、ロングCOVIDの正確なメカニズムは未だ解明されておらず、効果的な診断方法や治療法の開発が進んでいないのが現状です。そのため、患者は血液検査で異常が見つからず、症状の様子見を余儀なくされています。

ロングCOVIDに対する対策としては、免疫系の異常に着目し、腸の環境改善やミトコンドリア機能の活性化などが考えられます。ビタミンDのように免疫を調節する作用がある栄養素の摂取や、グルタチオンなどの抗酸化作用を持つ物質の増加が有効である可能性があります。また、ファスティングによるミトコンドリアの数の増加や、異常なミトコンドリアの除去も重要です。

やはり腸の環境や、免疫の異常が根本にあることを理解しましょう。
この研究ではあまり言及されていませんが、ビタミンDは免疫を調節する作用があってビタミンDの重要性もクローズアップされるべきです。

ですのでコロナ感染の後に、症状が長引いていたり、体のだるさがあったり、不定愁訴などがある人は、こういった病態があるということを理解して対策していくことが非常に重要になってきます。

ミトコンドリア機能を高めていくには例えばグルタチオンという体の中の抗酸化作用を発揮しているような物質を増やす対策が有効になってきますし、あとはファスティングによって、ミトコンドリアの数を増やす異常なミトコンドリア壊すようなことを誘導するような時間帯を作ってあげることも重要になってきます。

ロングCOVIDに悩む人は、腸の改善や生活習慣の見直しや様々な対策を試みることで、症状の改善につながるかもしれません。コロナに関わらず腸を整え免疫をあげるための生活を心がけましょう。

※この記事は、下記の動画を要約したものです。
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