石黒です。

日常的にお抹茶飲んでますか?
お抹茶といえば、少し特別な機会しか飲まないイメージですが、実は普段から飲んでほしいです。
「緑茶は飲んでいるよ」という方はいると思いますが、緑茶と抹茶は、作り方も違うので全くの別物だと思ってほしいです。

▼緑茶と抹茶の違い
緑茶は明確的な定義があって
『発酵していないお茶の葉』という意味です。
お茶の葉というのは、積んだ瞬間からどんどん抗酸化が進んでいきます。
その過程で発酵していきますが、緑茶は発酵を進ませないために、早い段階で高温で蒸して酸化し、ブロックしてこれ以上、発酵が進まないようにします。
ウーロン茶や紅茶は、逆に発酵を進めたものになります。
だから緑茶というのは、もう発酵させないお茶という意味になります。
▼碾茶と煎茶の違い
緑茶は二つに分かれています。
①抹茶の原料にある碾茶(てんちゃ)
②一般的な緑茶の成分煎茶(せんちゃ)
です。
この違いは何か?というと・・・
育て方が違います。
抹茶の原料にある碾茶(てんちゃ)は、茶葉を日光にあてないように被覆して栽培を行います。
煎茶は、被覆しないで露地栽培されます。これが緑茶です。
日光に当てることによってテアニン(アミノ酸の一種)が、カテキンという成分に変わります。
カテキンは、健康分野でよく聞く言葉ですよね。
体に良いと言われるカテキンは、日光に当てることでどんどん増えていきます。
では、カテキンが少ないからと言ってよくないかのか?
と言われるとそうではなく、旨味の成分テアニンにも健康効果があるので、甲乙つけがたいです。
テアニンが多ければ多いほど美味しいお茶になるので、成分を取るか旨味をとるかになります。
ちなみに玉露は被覆時間が抹茶に比べると短いです。
緑茶は作るときによく揉むのでくるくるっと丸まった形になりますが、碾茶は揉まないのでフレーク状になります。
このフレークを粉状にしたものが抹茶です。
ですので、抹茶というのは長く被覆したお茶の葉をもむことなくそのまま乾燥させて粉末状にしたもので、うまみ成分の多いお茶ということになります。
▼抹茶の健康効果
最近報告された事例では、抹茶を毎日とることで健康効果があると報告されています。
特にストレスを感じることの多い作業中です。
カフェインと比べて認知機能を改善する効果があります。
頭の機能を改善させてくれる効果があります。
カフェインは注意力を向上させるために、非常に有効的な方法ですが、カフェインよりも抹茶の方が、作業量の質を改善するという効果もあったという報告があります。
カフェインは、一時的に作業能力向上させますが、持続させる効果がなかったという結果でした。
▼抹茶の更なる健康効果
抹茶には他にも
・神経伝達物質を非常に効率的に運搬する
・炎症などの酸化ストレスを低減する
・脳の神経細胞のミトコンドリアのエネルギーの産生を高める
・脳の血流や神経のつながりをコントロールする
といった効果もあります。
抹茶にもカフェインが入っているの夜遅い時間に飲むのはお勧めしませんが、コーヒーに比べると圧倒的に少ないのでおすすです。
できれば、質の高いオーガニックで作られている抹茶がよいです。
(ちょっと高いですが。)
毎日少しずつでも取れると脳の機能の改善には非常に有効ではないかと思います。
ぜひ、やってみてください。
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